- 1972年大阪生まれ。神戸大学理学部から東京大学大学院で地球惑星科学の博士号を取得し、富山大学で研究
- 『月まで三キロ』『八月の銀の雪』など、人間の悩みと宇宙・地球の科学を結ぶ短編集で支持を広げる
- 2025年『藍を継ぐ海』で直木賞。2026年4月『コズミック・ガール 宙わたる教室』を刊行
伊与原新(いよはら・しん)は、1972年に大阪で生まれた小説家です。地球惑星科学の博士号を取得し、富山大学で研究に携わった後に作家デビューしました。科学の知識を人間の喜びや悲しみと結びつける物語で知られています。
初めて読む人には短編集『月まで三キロ』、定時制高校の青春を描く『宙わたる教室』、直木賞受賞作『藍を継ぐ海』がおすすめ。2026年には『宙わたる教室』の続編も刊行されています。
伊与原新の生い立ち・学歴|神戸大学から東京大学博士課程へ
1972年、大阪府に生まれた伊与原新は、大阪教育大学附属天王寺中学校から同高等学校天王寺校舎へ進みました。大学時代以前の学校名については日経BOOKプラスの著者紹介を出典としています。
神戸大学理学部を卒業し、東京大学大学院理学系研究科の地球惑星科学専攻へ進学しました。博士課程修了後は地球惑星科学の博士号を持つ研究者として活動します。
神戸大学と東京大学の公式サイトは、2025年の直木賞受賞にあたり、卒業生として伊与原新の経歴を紹介しています。大学の学歴は作家プロフィールだけに依存せず、両大学の発表で確認できる点です。
研究を専門としてきた経験は、地球の磁場、岩石、海洋、宇宙に関わる描写を支えています。一方、作品は科学的な事実を解説する教科書ではなく、知ったことによって登場人物の人生の見え方が変わる小説です。
大学院修了後、富山大学理学部で助教を務めました。東京大学大学院理学系研究科の公式記事には、助教として働いていた時期に小説家デビューを果たしたと記されています。
2010年『お台場アイランドベイビー』から作家活動を開始
研究が思うように進まない時期、伊与原は空いた時間にミステリーを書き、江戸川乱歩賞へ応募しました。新潮社に掲載された藤原正彦との対談では、その応募作品が最終選考まで残ったと振り返っています。
2010年、『お台場アイランドベイビー』で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家としてデビューしました。研究者としての時間が突然途切れたのではなく、科学と創作を並行していた時期があったのです。
デビュー作の舞台は大地震で傷ついた近未来の東京。元刑事の男と謎を秘めた少年が出会い、再建途上の街で起こる事件に巻き込まれます。
作品の中心は科学的設定だけではありません。親と子どもの関係や、大きな災害の後に何を守ろうとするかという問いもあります。ミステリーの緊張感と人間ドラマの組み合わせが、後の作品にもつながります。
『青ノ果テ』|宮沢賢治の土地を歩く高校地学部
『青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―』は、宮沢賢治が教えた学校を思わせる花巻農芸高校を舞台にした青春小説です。地学部の生徒たちは「イーハトーブとはどこか」を調べるため、夏の探究に乗り出します。
地学は岩石や土地の成り立ちを学ぶ学問ですが、彼らの探究には物語や詩の世界も入ってきます。科学の観察と文学的な想像力を組み合わせる楽しさが、この作品を読む鍵になります。
記事の商品カードは2020年の新潮文庫nex版。288ページなので、伊与原作品の長編に初めて触れる学生にも選びやすい一冊です。
学校生活の悩みとフィールドワークの楽しさが描かれます。岩石の名前を先に覚えなくても、登場人物がなぜその場所へ向かうのかを考えながら進めます。
『月まで三キロ』|科学が生活の暗がりを照らす短編集
表題作では、追い詰められた男性がタクシーに乗り、運転手の言葉によって月への距離を見直すことになります。長い時間と大きな宇宙の中で、自分の抱える問題を少し違う方向から眺める物語です。
ほかにも雪の結晶、アンモナイト、宇宙の始まり、山の岩石などを題材にした短編が入っています。科学に詳しくない読者でも、人物の生活から入ることで不思議を楽しめます。
2019年に第38回新田次郎文学賞を受賞し、静岡書店大賞や未来屋小説大賞にも選ばれました。2018年の単行本に続き、2021年には新潮文庫版が刊行されています。
文庫版には六編と特別掌編、対談などが入っています。疲れているときに一編を読み、気になった科学の題材を後から調べる読み方もできる、初読者にすすめやすい短編集です。
『八月の銀の雪』|地球内部から深海までをたどる五編
就職活動に苦しむ大学生を描く表題作では、地球の中心に雪のように降る現象が人との会話に現れます。思いがけない説明を聞いた人物が、他人の境遇を違う角度から見るようになります。
収録作には、深海に届くクジラの歌、ハトの磁気感覚、珪藻の模様、偏西風といった題材が使われています。遠く離れた自然の現象と、目の前にいる人の悩みを重ねる短編集です。
2020年に単行本が出て、2023年に新潮文庫として刊行されました。文庫版は352ページで、表題作を含む五編が収録されています。
『月まで三キロ』と連続して読むと、どちらも科学的な事実を人物の人生へ取り込む一方、題材の広がりが異なることが分かります。
『オオルリ流星群』|中年の同級生たちが星を見上げる
人生の折り返し地点を過ぎた種村久志は、高校時代の仲間・山際彗子が地元へ戻ってきたと聞きます。かつての天文好きの同級生が計画しているのは、自分たちの手で天文台を作ることでした。
28年ぶりに再び集まった友人たちは、昔の夢を実現できるかもしれないという期待と、今の生活との間で揺れます。青春小説でありながら、大人になってから挑戦し直すことが主題です。
2022年にKADOKAWAから単行本、2024年6月に角川文庫が刊行されました。文庫は352ページ。登場人物の過去と現在を比べながら楽しめます。
星や望遠鏡に関する知識よりも、長く会っていなかった人へもう一度話しかける勇気に注目できます。学生時代から遠ざかっている読者にも親しみやすい作品です。
『宙わたる教室』|定時制高校の科学部が挑む実験
東京・新宿の定時制高校には、年齢も生い立ちも異なる生徒たちが通っています。理科教師の藤竹叶に声をかけられた生徒たちは科学部を結成し、火星のクレーターを再現する実験に挑戦します。
仕事や家庭、学び直しなどの事情を抱えた人々が同じ教室に集まります。学力や年齢だけで人の可能性を決めず、試行錯誤する力に光を当てた物語です。
2023年に文藝春秋から単行本が刊行され、2024年には青少年読書感想文全国コンクールの高校の部課題図書となりました。同年、NHKドラマ10として映像化されています。
2026年3月に文春文庫版が刊行され、巻末には辻村深月との対談とドラマ脚本家・澤井香織の解説が収録されています。商品カードはこの文庫版を採用しました。
『藍を継ぐ海』|五つの科学と命を受け継ぐ物語
徳島でウミガメの卵を守ろうとする中学生、北海道で隕石をめぐる小さな嘘をつく女性、萩焼に関わる土を探す男性など、異なる土地に生きる人物が描かれます。
ウミガメが長い時間をかけて海を渡ることや、岩石が地球の時間を記録することは、人の一生よりも長い時間の中で起こります。その大きな尺度が、登場人物の選択を支えます。
2024年9月に新潮社から刊行され、2025年1月に第172回直木三十五賞を受賞しました。全五編で、どこから読んでも科学と人間の接点を発見できます。
直木賞だけを目当てに手に取った人にも、著者の地球惑星科学の経歴が物語にどう溶け込んでいるかを実感しやすい作品です。時間を超えて受け渡される命や知識に注目すると読後の余韻が広がります。
『翠雨の人』|女性科学者・猿橋勝子の生涯
『翠雨の人』の主人公は、地球化学者として研究を続けた猿橋勝子です。戦前から科学を志し、戦後は核実験による放射性物質の海洋への影響を調べる仕事に取り組みました。
実在する研究者の人生を扱った長編ですが、史実を列挙した伝記だけではありません。本人の心の動きや科学を追う時間を、小説の想像力で描いています。
2025年7月30日に新潮社から刊行されました。作者は新潮社のエッセイで、大学院時代の恩師から届いたメールをきっかけに猿橋勝子について知り、評伝を読み込んだ経緯を記しています。
研究資料を集め、当時を知る人から話を聞きながら書いた作品です。科学を進めたのは抽象的な制度だけでなく、現実に生きた人々だという面から読めます。
『コズミック・ガール 宙わたる教室』|新しい科学部のロケット挑戦
2026年4月22日に文藝春秋から刊行された『宙わたる教室』の続編です。舞台は再び東新宿高校定時制。科学部がなくなった学校へ、宇宙と科学が大好きな高校生・飯星佐那が編入してきます。
佐那は科学部を復活させ、仲間とロケットを飛ばそうとします。前作の登場人物たちの経験も後輩へつながり、科学への熱意と教室の居場所の問題が交わります。
作者は2026年5月のインタビューで、今度は女子生徒を主人公にし、定時制高校に通う十代の若者の事情を丁寧に描きたいと説明しました。
続編ではペットボトルロケットと燃料の工夫が大切になります。科学として成立し得る工夫と、仲間を集める人間の工夫の両方に注目したい作品です。
伊与原新の主な作品と作風・特徴
伊与原新の主要作品を比べる
気になる作品を、刊行時期・ジャンル・作品の位置づけから見比べられます。
伊与原作品では、科学が主役のように見える場面でも、実際には人間が何を選ぶかが大きな問題になります。ミステリー、短編集、青春小説、歴史に関わる長編で、科学の役割は少しずつ変わります。
科学の尺度|小さな悩みを大きな世界から見直す
『月まで三キロ』の月の距離、『八月の銀の雪』の地球内部、『藍を継ぐ海』の海と生命は、普段の生活から遠い題材です。しかし人物はそれを聞くことで、悩みを抱えている自分を見つめ直します。
科学知識を覚えなければ読めないのではなく、誰かが世界の別の姿を教えてくれることが物語の転機になる作品が多いのです。
教室と仲間|年齢や経歴の違いを越える
『宙わたる教室』では社会人や若い生徒が協力し、『コズミック・ガール』では居場所を探す十代が科学部を立ち上げます。どちらも、他人と組んで初めてできることを描いています。
実験に失敗しても、その結果を記録して次へ進むところが科学らしい面白さです。すぐに成果を出せない生徒も、部活動の中に自分なりの役割を見つけていきます。
地学のフィールド|自然の中に残る歴史を読む
高校生が岩石を調べる『青ノ果テ』や、海や土を題材にした『藍を継ぐ海』では、土地が長い年月をかけて形づくられたことが見えてきます。
地図の上に点を打つように土地を扱うのではなく、そこに暮らす人がどのような時間を積み重ねたかを想像すると、科学と生活の距離が近くなります。
ミステリーからの技法|先を読みたくなる仕掛け
デビュー作『お台場アイランドベイビー』はミステリーです。『月まで三キロ』の短編でも、普通の会話に小さな謎があり、最後まで読んで意味を知りたくなる工夫が見られます。
伊与原は新潮社の対談で、ミステリーほど明確な起承転結を持たない作品にも挑戦したかった一方、書くうちに読み手の興味を引く仕掛けを入れたくなると説明しています。
伊与原新の人物関係|恩師・対談相手・映像化のスタッフ
東京大学大学院における恩師の浜野洋三は、2025年の『翠雨の人』につながるきっかけとして登場します。猿橋勝子の研究を知るメールが届いたことを、作者自身が新潮社のエッセイで振り返っています。
2019年には数学者の藤原正彦と、新田次郎文学賞受賞を記念して対談しました。科学研究と小説の関係について、研究者としての挫折も含めて言葉を交わしています。
2026年刊『宙わたる教室』文春文庫版には、作家の辻村深月との特別対談と、テレビドラマの脚本家・澤井香織による解説が収録されています。
2026年6月には宇宙飛行士の山崎直子と対談し、女子の理系進学や宇宙への憧れを語りました。異なる専門分野にいる人と考えを交わす活動も続いています。
伊与原新の代表作・おすすめ作品9選
『お台場アイランドベイビー』|デビュー作とミステリーが好きな人へ
震災後の近未来東京で、元刑事の男と謎の少年の出会いが大きな事件へつながります。推理やサスペンスから入りたい読者向けです。
2013年の角川文庫版で560ページ。2010年受賞のデビュー作を読むことで、後の人情小説へ残った技法を発見できます。
『青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―』|地学と宮沢賢治に親しみたい人へ
高校地学部の夏の探究を通じて、岩石や土地の時間と文学の想像力を結びつける青春小説です。自然科学が好きな学生にもおすすめします。
2020年の新潮文庫nex版で288ページ。自然に興味を持つ入口として短めの長編を探す人にも合います。
『月まで三キロ』|最初の一冊に選ぶ短編集
タクシー運転手が話す月の距離、雪の結晶、アンモナイトなどが、人生に立ち止まる人々の気持ちを変えていきます。
2021年の新潮文庫版。六編なので少しずつ読めて、2019年に新田次郎文学賞を受賞した作風に触れられます。
『八月の銀の雪』|人との関係を科学から見直したい人へ
地球内部、深海、鳥の磁気感覚などを題材にした五つの物語。うまくいかない毎日でも、知らなかった世界の話を聞く時間があります。
2023年の新潮文庫版。『月まで三キロ』を読み終えて、異なる科学の題材へ進みたい人にもよい組み合わせです。
『オオルリ流星群』|大人の青春と星空が好きな人へ
天文台を作ろうとする同級生の帰郷が、28年ぶりに仲間を集めます。仕事や家族に追われる世代が、新しい挑戦を始める物語です。
2024年の角川文庫版。友人たちの現在と過去が交互に見えてくるため、星が好きでなくても楽しめます。
『宙わたる教室』|学び直しとチームの成長を読みたい人へ
定時制高校の生徒たちが火星のクレーターを再現する実験に挑む青春小説。年齢も経験も異なる人が協力する場面が魅力です。
2026年の文春文庫版を掲載。2023年単行本と区別し、特別対談やドラマ脚本家の解説を含む版を紹介しています。
『藍を継ぐ海』|直木賞受賞作から始めたい人へ
ウミガメ、隕石、土などの自然科学を、人の約束や家族の思いへ結びつけた五編。読む順番を気にせず、興味のある題材から読めます。
2024年刊の新潮社単行本を登録。2025年の第172回直木賞受賞作で、短編好きにもすすめられます。
『翠雨の人』|女性科学者の生涯を読みたい人へ
地球化学者・猿橋勝子が科学を志し、放射性物質の調査へ取り組む過程を描きます。研究することと社会で生きることの両面を考えたい人へ。
2025年の新潮社単行本。歴史の事実を調べたうえで人物を小説化した作品として、同じ作家の短編集と読み比べられます。
『コズミック・ガール 宙わたる教室』|2026年刊行の続編を読みたい人へ
科学が大好きな女子高校生が定時制高校の科学部を復活させ、ロケットの打ち上げに挑みます。仲間の居場所を作る成長譚です。
2026年4月の文藝春秋単行本。まず『宙わたる教室』を読むと、前作の科学部とのつながりや後輩の挑戦がより分かります。
伊与原新を初めて読むなら?おすすめの読む順番
好みを選ぶと、この記事に登録された作品から「1冊目 → 2冊目 → 3冊目」の読む順番を提案します。
短編集から王道|『月まで三キロ』→『八月の銀の雪』→『藍を継ぐ海』
科学と人の心のつながりを短編から知りたい人には、この三冊が読みやすい道筋です。ひとつの現象に関心を持ち、その後に別の土地や生き物へ世界を広げられます。
学び直しの青春|『宙わたる教室』→『コズミック・ガール 宙わたる教室』
科学部が誕生した最初の物語を読んでから、女子生徒が新たな部活動を立ち上げる続編へ。生徒が入れ替わっても挑戦する姿勢が受け継がれるところを楽しむ順番です。
星と地学の道|『青ノ果テ』→『オオルリ流星群』
高校生が地学を通じて土地を調べる作品から、大人が仲間と天文台を作ろうとする作品へ進みます。科学への好奇心が年齢によってどう変わるかを考えたい人向けです。
ミステリーと研究者|『お台場アイランドベイビー』→『翠雨の人』
サスペンスのデビュー作から、実在した研究者を描く長編へ移ります。どちらも困難に直面した人物の決断が物語を動かす点に注目すると、作風の広がりが見えてきます。
伊与原新の受賞歴|横溝正史ミステリ大賞から直木賞へ
2010年、『お台場アイランドベイビー』で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞。研究者として働く中で応募したミステリーが、作家への本格的な入口となりました。
2019年、『月まで三キロ』が第38回新田次郎文学賞を受賞しました。同作は静岡書店大賞や未来屋小説大賞でも評価され、科学を軸にした人間ドラマが広く知られるきっかけになりました。
2024年、『宙わたる教室』は第70回青少年読書感想文全国コンクールの高等学校の部課題図書となりました。文学賞の「受賞」ではなく、課題図書の「選定」なので別の出来事として扱います。
2025年1月、『藍を継ぐ海』が第172回直木三十五賞を受賞しました。東京大学大学院理学系研究科と神戸大学の双方が、卒業生の受賞を公式に紹介しています。
伊与原新の現在・近況|直木賞受賞後の新作と続編
2025年1月の直木賞受賞後、同年7月には猿橋勝子の生涯を描く『翠雨の人』を刊行しました。作者が研究者の仕事を見つめ直し、歴史上の実在人物へ取り組んだ長編です。
2026年2月には新潮社の媒体で読書・学びをめぐる書評を発表。作家として小説を書く一方、ほかの著者の作品を紹介する活動も続いています。
2026年3月4日『宙わたる教室』文春文庫版が発売され、辻村深月との特別対談や脚本家の解説が加えられました。2023年の単行本との違いを確認して選べます。
2026年4月22日『コズミック・ガール 宙わたる教室』が発売されました。2026年5月には定時制高校の生徒や教師との交流から新作に取り入れた問題意識を語っています。
2026年6月の文春オンラインでは、宇宙飛行士・山崎直子と女子の科学教育や定時制高校について対談しました。新しい巻を読んだ後に本人の言葉を確かめられる資料です。
伊与原新についてよくある質問
伊与原新は何年生まれで出身地は?
1972年、大阪府生まれです。
どこの大学を卒業した?
神戸大学理学部を卒業し、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程を修了しました。
伊与原新は科学者だった?
東京大学大学院で博士号を取得し、富山大学理学部の助教を務めました。
デビュー作と受賞した賞は?
2010年『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しました。
直木賞受賞作はどれ?
2025年の第172回直木三十五賞受賞作『藍を継ぐ海』です。
『宙わたる教室』は映像化された?
2024年にNHKドラマ10として放送されました。
初めて読む一冊は?
短編から入りたい人は『月まで三キロ』、学校が舞台の青春小説なら『宙わたる教室』をおすすめします。
2026年の新刊は?
2026年4月22日刊の『コズミック・ガール 宙わたる教室』です。『宙わたる教室』の続編にあたります。
まとめ|伊与原新は科学の知識を人の人生につなぐ作家
伊与原新は地球惑星科学の研究者から小説家となり、ミステリー、短編集、学園小説、実在の科学者の人生を描く長編へと創作を広げました。科学の話を通して人間の選択を考えることが、作品を読み比べるときの軸になります。











