中川李枝子は、保育園で出会った子どもたちの声や遊びを、物語へ生かした児童文学作家です。『ぐりとぐら』の大きなカステラ、『いやいやえん』の元気な園児、『そらいろのたね』の不思議な家には、子どもの想像が自分の力で動き出す面白さがあります。
1935年に北海道札幌市で生まれ、東京都立高等保母学院を卒業。1962年『いやいやえん』でデビューし、1963年に『ぐりとぐら』を発表しました。2024年10月14日に89歳で逝去するまでの経歴と、代表作9冊の選び方を紹介します。
- 1935年札幌生まれ。東京都立高等保母学院を卒業し、保育士として働きながら童話を執筆した。
- 1962年『いやいやえん』でデビュー。翌年『ぐりとぐら』を発表し、妹・山脇百合子と数多くの本を制作。
- 保育の経験を土台に、おいしい食べ物、遊び、友情、想像する楽しさを描いた。2024年に逝去。
保育士としての経歴と代表作をひと目で。
中川李枝子の生い立ち・学歴|札幌から保育の道へ
中川李枝子は1935年、北海道札幌市に生まれました。成長期には読書を楽しみ、その後、東京都立高等保母学院に進学します。出版社の著者略歴にも、この学校を卒業したことが明記されています。
卒業後は東京の保育園で保育の仕事に携わりました。当時の名称では「保母」ですが、この記事では現代の読者に伝わりやすいよう、職務を指す場面では「保育士」という言葉も用います。
小さな子の遊びには、大人が予定していなかった方向へ話が広がる瞬間があります。中川は子どもたちと接する毎日の中で、こうした発想や会話に触れてきました。
学校歴については、現在の保育士養成課程と名前だけで単純に対応づけることは避けます。東京都立高等保母学院卒業という公表されている学歴を基本に紹介します。
保育園での経験|『いやいやえん』誕生の土台
保育士として勤務したのは、東京都内の「みどり保育園」です。保育の仕事と並行して児童文学グループ「いたどり」に参加し、物語を書く活動を続けました。
子どもたちは、遊んでいるうちに新しいルールを考えたり、現実にはない出来事を当たり前のように話したりします。中川はその活力を、大人の説教に変えるのではなく、物語へ取り込みました。
最初の童話集『いやいやえん』には、しげるという元気な保育園児が登場します。集団生活の中での行動が、読み手にはおかしくも身近な出来事として感じられるのが特徴です。
2025年刊『本と子どもが教えてくれたこと』では、保育園での仕事や子どもとの出会いが本人の言葉で振り返られています。作品だけでなく、創作の背景を知りたい人に役立つ資料です。
1962年『いやいやえん』で童話作家デビュー
『いやいやえん』は1962年12月に福音館書店から刊行された童話集です。主人公のしげるや友だちが、保育園で起こる出来事に想像を広げていく、七つのお話が収められています。
船を作ってくじらを捕まえに行く話や、小ぐまが保育園にやってくる話など、園児の遊びの世界がそのまま広がるような楽しさがあります。短い絵本より物語の分量が多い一冊です。
挿絵を担当したのは、妹の大村百合子です。後に山脇百合子の名で『ぐりとぐら』シリーズの絵を手がけるため、古い書誌で名前が異なっていても、別の人物ではありません。
同作は厚生大臣賞やサンケイ児童出版文化賞などで評価されました。1962年のデビュー作が児童文学として認められたことは、のちの絵本制作につながる重要な転機です。
1963年『ぐりとぐら』誕生|カステラから広がる物語
1963年、月刊『こどものとも』に『ぐりとぐら』が発表されました。単行本は1967年に刊行されています。作品の発表年と現在販売されている書籍の初版年は異なるため、区別して記録します。
野ねずみのぐりとぐらが森で大きな卵を見つけ、巨大なカステラを焼く物語です。二匹で力を合わせて料理を作り、森の動物たちと分け合うところが、読後の温かな印象につながります。
中川は保育園の子どもたちが食べ物の出てくるお話を大好きだったことを、創作の背景として語っています。実際に食べられない絵本の料理だからこそ、想像は大きくふくらみます。
初期の書誌では絵が「大村百合子」名義、後年のシリーズでは「山脇百合子」名義です。中川李枝子が文を、妹が絵を担当する姉妹の共同制作が、シリーズの核になりました。
1960年代『そらいろのたね』『ももいろのきりん』へ
『そらいろのたね』では、ゆうじが模型飛行機と交換した空色のたねをまくと、家が芽を出して大きくなっていきます。日常の小さな交換から、ありえない世界が始まる絵本です。
1967年刊の単行本には、中川李枝子が文、当時の名義で大村百合子が絵を担当しています。家が成長するにつれ、誰がそこに入れるのか、どう過ごすのかという関係も変わっていきます。
『ももいろのきりん』は1965年刊の長めの幼年童話です。絵は中川宗弥が担当しており、妹の山脇百合子が絵を描く作品とは制作体制が異なります。
同じ作者でも、見開きごとに展開する絵本と、文章の想像力をゆっくり追う童話では味わいが違います。読書の長さに合わせて作品を選べるのも中川作品の魅力です。
1967年『ぐりとぐらのおきゃくさま』と季節の物語
『ぐりとぐらのおきゃくさま』では、雪の上に残された大きな足あとを追っていくと、なんと自分たちの家へ続いています。見慣れた家に訪れた意外な客の正体が、物語の中心です。
1967年に福音館書店から刊行されたシリーズの一冊で、クリスマスの時期にも親しまれています。最後を知っていても、足あとをたどる場面には何度も読み返したくなる面白さがあります。
夏の『ぐりとぐらのかいすいよく』では海辺で瓶の手紙を発見し、海での冒険へ進みます。冬と夏とで世界は大きく変わりますが、二匹が目の前の出来事を面白がる姿勢は共通しています。
季節に合わせて読む楽しさがある一方、刊行順どおりでなければ理解できない続き物ではありません。初めての『ぐりとぐら』を読んだ後、その季節に合わせて次の一冊を選べます。
1977年から1983年|海水浴・遠足の冒険へ
1977年刊の『ぐりとぐらのかいすいよく』では、二匹が海辺で手紙の入った瓶を見つけます。手紙をきっかけに海の向こうへ関心が広がる構成は、見知らぬ場所へ出かける楽しさを描いています。
夏の海は、森の台所とは違う場所です。いつもの登場人物が違う環境へ移ることで、泳ぐことや見知らぬ相手に出会うことなど、新しい体験が物語へ入ってきます。
1983年刊『ぐりとぐらのえんそく』では、遠足の途中で毛糸を見つけた二匹が、先へ先へと続く糸をたどります。歩き続けた先に何があるのかという好奇心が、読む人の気持ちを引っ張ります。
この二作は、食べ物が印象的な初作とは別の「どこへ行くのだろう」という期待が中心です。場所と季節で選べるシリーズとして、繰り返し楽しめます。
1988年『となりのトトロ』の「さんぽ」を作詞
中川李枝子は、1988年公開のスタジオジブリ映画『となりのトトロ』で用いられた歌「さんぽ」の作詞でも知られています。絵本の文章だけでなく、歌詞という短い形式でも子どもの気持ちを描きました。
歩くことや季節の風景に出会う楽しさは、『ぐりとぐら』の遠足や冒険にも通じます。直接同じ作品世界というわけではありませんが、体を動かす喜びを言葉にする点に共通する感覚があります。
歌の内容を作品紹介に載せる際、著作権のある歌詞を長く引用する必要はありません。ここでは作詞を担当した事実と、その言葉がどのような場面で親しまれてきたかに絞ります。
映画で歌を知った人が中川の絵本を読むと、子どもが外の世界に向かう明るさを違う形式から感じられるかもしれません。
1992年以降|くるりくらと大掃除に見る遊びの幅
『ぐりとぐらとくるりくら』は1992年刊。手の長いうさぎのくるりくらが登場し、肩車や木登りなど、二匹だけではできなかった遊びへ世界が広がります。
新しい友だちが加わると、同じ場所でもできることが増える。登場人物の特徴が遊びのアイデアにつながるのが面白く、友だちと一緒に体を動かす楽しさが伝わります。
2002年刊『ぐりとぐらのおおそうじ』では、掃除道具が古くて使えないため、二匹は自分たちが掃除道具の代わりになる方法を思いつきます。面倒な家事さえ遊びに変わる作品です。
1990年代から2000年代の作品を読むと、同じ二匹が一つの型を繰り返すわけではないとわかります。おいしいもの、友だち、家の仕事、季節の冒険へと、題材は広がっていきます。
2013年の菊池寛賞と2024年の逝去
中川李枝子と妹の山脇百合子は、2013年に第61回菊池寛賞を受賞しました。長い年月にわたり、姉妹の共同制作で親しまれる絵本や児童文学を生み出した歩みが評価されました。
山脇百合子は2022年に亡くなり、中川李枝子は2024年10月14日に東京都内の病院で老衰のため逝去しました。89歳でした。二人は長く続く作品を読者に残しています。
福音館書店は2025年に、2000年の雑誌付録に掲載された中川へのインタビューを公開しました。作家がどうやって保育園の子どもを楽しませていたかを、本人の言葉で知ることができます。
絵本や幼年童話は、書いた人が亡くなった後も読まれ続けるものです。2024年の逝去という事実を明記し、以後の復刊や回顧記事を本人の新しい活動と取り違えないようにします。
中川李枝子の主な作品と作風・特徴
中川李枝子の主要作品を比べる
気になる作品を、刊行時期・ジャンル・作品の位置づけから見比べられます。
中川作品は、子どもが自分で世界を動かしていく感覚に満ちています。大人が解説する教訓よりも、今すぐ遊びに参加したくなる面白さが前に出ています。保育の現場で得た経験が、文章の長さや展開のリズムに生きていると読めます。
また、文を担当した中川と絵を描いた山脇百合子との協働が、大きな特徴です。文章だけでなく、森の動物たちの動き、家の道具、食べ物の色や形が、読む人の想像を広げます。
遊びの中で子どもが自分で考える
『いやいやえん』では、しげるたちの遊びが思いがけない方向へ進みます。『ぐりとぐら』では、卵を見つけたあと二匹がどう調理するかを考えます。どちらも行動の始まりは子どもに近い発想です。
本人は福音館書店のインタビューで、保育園では子どもたちが自分の頭・体・心を使って遊ぶことを大切にしていたと話しています。物語は想像力を使う遊びでもあるという考えが伝わります。
食べ物と分け合う喜びが中心にある
『ぐりとぐら』のカステラは、二匹だけのごちそうではありません。森の動物たちが集まり、一緒に食べる光景が強い印象を残します。『ぐりとぐらとすみれちゃん』でも料理の場面が活躍します。
作者は子どもたちを驚かせたり、たくさんのおいしいものをごちそうしたい気持ちから物語が生まれたと語っています。食べることは、友だちと喜びを共有する方法として描かれています。
短い文章のリズムと必要な言葉
中川は保育園で劇の台本を作った際、物語に必要のない台詞は子どもが覚えにくいと気づいたそうです。そこから、文章を削り、読んだときに流れが止まらないことを意識するようになりました。
読み聞かせるときは、文章を急いで読み上げるより、聞く子が次を予想できる間をつくると楽しめます。短い言葉が次の動きを呼び起こす構成も特徴です。
妹・山脇百合子の絵との役割分担
『いやいやえん』『ぐりとぐら』『そらいろのたね』などの絵は妹が担当しました。古い本では「大村百合子」、後年は「山脇百合子」と表記されるので、著者名の違いに注意が必要です。
姉の文章で物語が進む一方、家の中の小物や森の動物たちのしぐさが絵で伝えられます。物語の作者と絵の作者を分けて理解すると、共同制作の魅力がいっそう見えてきます。
絵本と長い童話を行き来できる作品群
『ぐりとぐら』や『そらいろのたね』は、比較的短い時間で読みやすい絵本です。一方、『いやいやえん』『ももいろのきりん』は章や文章の量が多く、少しずつ読み進めるのに向きます。
年齢を厳密に決めるより、文章を聞くのが好きか、自分でページをめくって物語を追いたいかによって選べます。長編へ移る前の橋渡しとして、幼年童話を手に取る方法もあります。
中川李枝子の代表作・おすすめ作品9選|絵本と童話を比較
最初の一冊なら『ぐりとぐら』、想像を楽しむなら『そらいろのたね』、少し長い物語へ進むなら『いやいやえん』がおすすめです。出版社の書誌で版とISBNを確認した9冊から選べます。
『ぐりとぐら』|大きなカステラで物語に出会う
双子の野ねずみが森で見つけた巨大な卵を、どう料理しようか考えるところから物語が進みます。身近な食べ物と森の動物が結びつくため、初めてシリーズに触れる人におすすめです。
1963年に月刊誌で発表され、1967年に単行本化されました。現在流通する単行本の書誌では絵が大村百合子名義です。絵に描かれた料理の道具や動物の姿も眺めてみましょう。
『いやいやえん』|保育園の想像を長いお話で読む
しげるが過ごす保育園を舞台に、自由な遊びと不思議な出来事が続きます。七つのお話が一冊に収まり、絵本から文章中心の児童文学へ読書を広げたい人に向いています。
1962年刊、188ページの幼年童話です。小さな子と読むときは何日かに分けてもかまいません。一度に読み切るより、話ごとに楽しむことができる作品です。
『そらいろのたね』|不思議な家が育つ発想を楽しむ
ゆうじが交換して手に入れた空色のたねから、家が芽を出し、育っていきます。現実には起こりえない出来事を、登場人物がどう受け止めるのかを追う想像の絵本です。
1967年刊の福音館書店版で、絵は大村百合子名義。何が大きくなるのか、だれがそこに入れるのかを考えながら読むと、物語の変化をより楽しめます。
『ぐりとぐらのおきゃくさま』|冬のわくわくを読む
雪の上に大きな足あとを見つけた二匹が、その正体を追っていきます。足あとが自分の家へ続く不思議さから、冬ならではの喜びへつながる絵本です。
1967年刊の福音館書店版。クリスマスの時期に読みたい一冊ですが、季節を問わず謎をたどる楽しさがあります。初作を読んだ後に選ぶと、二匹の家が一層身近に感じられます。
『ぐりとぐらのかいすいよく』|夏の海で冒険する
海辺に流れ着いた瓶の中の手紙をきっかけに、ぐりとぐらが海の冒険へ出かけます。森の景色とは違う水辺で、二匹が未知の出来事を楽しむ姿を追います。
1977年刊、32ページの絵本です。夏に海を訪れる前後に読むのにも、泳ぐことや夏の景色に興味を持った子と読むのにも向きます。
『ぐりとぐらのえんそく』|春の遠足と毛糸の秘密
野原へ出かけた二匹は長く続く毛糸を見つけます。何につながっているのか確かめようと、糸をたどる道のりが小さな冒険になっていきます。
1983年刊の32ページの絵本です。次に何が出てくるかを予想しながら、遠足の気分を味わえます。家の外で遊ぶ楽しさを感じたい日に向く作品です。
『ぐりとぐらとくるりくら』|新しい友だちができる
二匹が手の長いうさぎのくるりくらと出会い、いつもと違う遊びを始めます。相手の得意なことを知ることで、できることが増える面白さがあります。
1992年刊の32ページの絵本です。友だちと何をして遊びたいかと話しながら読むと、自分の新しい遊びを考えるきっかけにもなります。
『ぐりとぐらのおおそうじ』|家事も遊びに変える
長い冬が終わり、家の中をきれいにしようとした二匹。しかし掃除道具が使えず、思いついた方法はなんと自分たちが雑巾やほうきの代わりになることでした。
2002年刊、32ページの一冊です。掃除を教えるための本と決めつけず、困った状況を工夫で面白く変える物語として楽しむと、二匹の発想が魅力的に見えます。
『ももいろのきりん』|文章の長い童話へ進む
女の子がつくった桃色のキリンが動き出し、想像の世界を広げていく幼年童話です。絵本とは違い、文章を読み進めながら頭の中で場面をつくる楽しみがあります。
1965年刊で、絵は中川宗弥です。『ぐりとぐら』を気に入った後、もう少し長い物語を読みたいときに選ぶのがおすすめです。
中川李枝子を初めて読むなら?おすすめの読む順番
好みを選ぶと、この記事に登録された作品から「1冊目 → 2冊目 → 3冊目」の読む順番を提案します。
基本は『ぐりとぐら』→『そらいろのたね』→『いやいやえん』です。最初は短い絵本で想像の面白さを味わい、別の発想絵本へ進み、最後に七つの物語が入った童話集へ挑戦できます。
季節を楽しみたい人には『ぐりとぐらのおきゃくさま』から冬の物語、『ぐりとぐらのえんそく』から春、『ぐりとぐらのかいすいよく』から夏へ進む方法もあります。
ぐりとぐらの二匹が好きになったら、『ぐりとぐらとくるりくら』で新しい友だちを知り、『ぐりとぐらのおおそうじ』で日常の工夫を楽しめます。先に読んだ本と何が違うか、話すのも面白いでしょう。
少し長い文章にも関心が出てきたら『いやいやえん』と『ももいろのきりん』へ。どちらも絵本とは異なる長さなので、毎日少しずつ読み進める方法が無理なく続きます。
年齢だけで読む本を固定せず、料理が好きか、友だちや冒険が好きかで選ぶこともできます。読みたい気分を入口に、短い作品と長い作品を行き来するのがおすすめです。
中川李枝子の受賞歴|童話と姉妹の共同制作
デビュー作『いやいやえん』は、厚生大臣賞やサンケイ児童出版文化賞などで評価されました。保育園での経験に根ざした童話が、出版直後から注目を集めたことがわかります。
作品の絵を担当した大村百合子は、後の山脇百合子です。姉妹で担った仕事のうち、誰が文章を書き、誰が絵を描いたかを区別することで、その表現の特徴がより明確になります。
2013年には中川李枝子・山脇百合子の二人で菊池寛賞を受賞しました。長い年月にわたる児童文学と絵本の仕事への評価として、経歴の大切な節目です。
授賞名は似た名称の賞と混同しないことが必要です。本記事では、資料に根拠のある賞だけを記載し、候補・推薦作をすべて「受賞」と言い換えることは避けます。
中川李枝子の晩年・2024年の逝去と読み継がれる作品
中川李枝子は2024年10月14日、老衰のため東京都内の病院で亡くなりました。89歳でした。妹の山脇百合子も2022年に逝去しており、姉妹が生み出した作品はその後も刊行されています。
2025年には、保育の経験や本との出会いを振り返る『本と子どもが教えてくれたこと』の文庫版が刊行されました。新しい著者活動ではなく、生前の語りを読むことができる資料です。
同じ2025年に、福音館書店のWebマガジンでも『ぐりとぐら』誕生を語る過去のインタビューが再公開されました。本人の証言を確かめたいときは、こうした資料が役立ちます。
作者が子どもたちをどう楽しませたかったかを知ると、絵本を読み聞かせる際にも、まず自分が面白いと感じる場面を見つけたくなります。子どもと一緒に楽しむことが作品の原点にあります。
2026年10月現在、『ぐりとぐら』はロングセラーとして読み継がれています。今後の復刊や展示は、出版社などの最新案内を確認し、終了した催しを現在開催中と誤解させないようにします。
中川李枝子についてよくある質問
中川李枝子の出身地は?
1935年、北海道札幌市で生まれました。出版社の著者略歴で確認できます。
中川李枝子の学歴は?
東京都立高等保母学院を卒業しています。卒業後は保育園で働きながら創作を続けました。
デビュー作は何?
1962年刊の幼年童話集『いやいやえん』です。絵は妹の大村百合子が担当しました。
『ぐりとぐら』の初版はいつ?
月刊『こどものとも』で1963年に発表され、単行本は1967年に刊行されました。
大村百合子と山脇百合子は同じ人?
はい。大村百合子は後の山脇百合子で、中川李枝子の妹にあたる画家です。
中川李枝子が作詞した歌は?
スタジオジブリ映画『となりのトトロ』の歌「さんぽ」を作詞しました。
中川李枝子はいつ亡くなった?
2024年10月14日に89歳で亡くなりました。
最初に読むおすすめ作品は?
『ぐりとぐら』から読み始め、『そらいろのたね』や『いやいやえん』へ進むと、絵本と童話の違いを楽しめます。
まとめ|『ぐりとぐら』から子どもの想像力を読む
中川李枝子は、保育園で触れた遊びと子どもの言葉を、長く親しまれる物語へ育てた作家です。妹の絵とともに生まれた『ぐりとぐら』だけでなく、童話集や季節の絵本にも異なる魅力があります。
まずは気になる一冊から、子どもと一緒でも大人一人でも読んでみてください。大切なのは何を教えるかより、一緒に読んで楽しい時間をつくることかもしれません。











