荒井良二(あらい・りょうじ)は、鮮やかな色と伸びやかな線、歌うような言葉で世界をつくる絵本作家です。『あさになったのでまどをあけますよ』『たいようオルガン』『きょうはそらにまるいつき』など、物語だけに収まらない絵本を届けてきました。
1956年山形県生まれ。日本大学芸術学部で学び、イラストレーターの仕事を経て絵本へ進みました。2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞しています。
この記事では経歴・学歴、海外の絵本との出会い、デビューと受賞歴、絵本に表れる色と音の特徴、代表作8冊の魅力と読む順番を出版社・公的機関の資料で確認しながら紹介します。
- 1956年山形県生まれ。日本大学芸術学部を卒業し、イラストレーターを経て絵本作家となった
- 2005年に日本人で初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した
- 鮮やかな色、音楽のような言葉、風景や時間の連なりを絵本にし、絵画・ライブペインティングにも活動を広げている
山形の少年時代から世界的な絵本賞へ
荒井良二の生い立ち・学歴|山形県から日本大学芸術学部へ
山形の少年時代|絵を描くことを身近に感じていた
荒井良二は1956年、山形県に生まれました。幼いころから画材を手にしていると落ち着き、小学校3年生ごろには絵の道に進もうと考えていたと本人が話しています。
地元で過ごした記憶は後年の山の輪郭や空の色を描く手がかりになりました。長田弘との共作『空の絵本』について語ったインタビューでは、山形で見慣れた山並みが体の中に残っていたことに触れています。
ただし、絵本に描かれるすべての景色が実際の山形を写したものとは限りません。見た景色をそのまま再現するよりも、記憶と想像を合わせて絵を作る姿勢が読み取れます。
日本大学芸術学部を卒業|19歳で海外絵本と出会う
最終学歴は日本大学芸術学部卒業です。大学進学に伴って東京で暮らし、大きな書店に並ぶ外国の絵本に驚いた経験を本人が振り返っています。
19歳のころに出会ったのは、マーガレット・ワイズ・ブラウンの『GOODNIGHT MOON』(邦題『おやすみなさいおつきさま』)でした。内容だけでなく、紙質や装丁、文字の使い方も含めて魅力を感じたといいます。
一冊の中で絵と文字が響き合うこと、印刷して複数の人へ届けられること。その面白さを知った出会いは、イラストレーションの仕事から絵本作りへ進む大きな背景となりました。
イラストレーターとして仕事を始める|絵本以前の活動
大学卒業後にはフリーのイラストレーターとして活動します。国立国会図書館の国際子ども図書館は、編集者の土井章史と出会ったことが絵本出版につながったと紹介しています。
1986年には玄光社のイラストレーション公募企画「チョイス」に入選。絵本のデビュー以前から、描くことを職業として続けていたという経歴は、自由な画風が突然できたものではないと理解するうえで大切です。
初期の広告や挿絵と後年の絵本では求められる条件が違います。与えられた題材を視覚化する技術と、自分で本の世界を考える仕事を、時間をかけて結びつけていきました。
荒井良二のデビュー|『MELODY』と『ユックリとジョジョニ』
出版社・国立国会図書館の記録を整理すると、1990年の『MELODY』発表と、1991年の商業出版としての初の絵本『ユックリとジョジョニ』を区別すると正確です。異なる紹介で「デビュー作」の呼び方が揺れる理由も、この違いにあります。
『ユックリとジョジョニ』は、アコーディオンを弾く男の子と踊ることが得意な女の子を描いた絵本です。作品世界を動かすのは説明し尽くされた筋書きよりも、人物たちのリズムや出会いです。
1992年の『バスにのって』では、一人の旅人が砂漠のバス停で待ち続けます。何かが起こるまで待つという構成にも、荒井作品ならではの「時間の感じ方」が表れています。
1994年には『はじまり はじまり』を刊行。幕が上がるたびに新しい場面が現れ、絵本が舞台のように変化します。ページをめくる行為そのものを、物語の動きに変える実験も早くから始まっていました。
1997年から国際的な評価へ|絵本賞と画風の広がり
1997年には内田麟太郎が文を担当した『うそつきのつき』で小学館児童出版文化賞を受賞しました。自分で文と絵を作る場合に加え、別の書き手の言葉から絵を作る仕事も評価された時期です。
1999年には石津ちひろが文を担当した『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞。同年ごろには長田弘との『森の絵本』も評価され、絵と言葉の協働の幅が大きくなります。
2005年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人として初めて受賞。世界各地の児童文学・絵本の創作を評価する賞であり、日本国内だけでなく海外の読者にも作品が注目される節目となりました。
絵本の仕事を中心にしながら、アニメーションや舞台美術、ライブペインティングにも領域を広げました。2006年には『スキマの国のポルタ』で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞しています。
荒井良二の主な作品と作風・特徴
荒井良二の主要作品を比べる
気になる作品を、刊行時期・ジャンル・作品の位置づけから見比べられます。
荒井作品を読むと、出来事を説明する文章だけでなく、ページいっぱいの色、人物が進む方向、音のリズム、空気の明るさが記憶に残ります。言葉にしにくい感覚を、絵本全体で手渡す表現が作風の中心にあります。
色が物語を進める|明るさと大胆な画面構成
荒井の絵は、画面をきれいに整えるだけでなく、強い色と素朴な形を大胆に重ねます。色が音のように響いたり、人物の周囲へ広がったりして、見る人の目を動かします。
『たいようオルガン』では、太陽と音のイメージが旅を支えます。一方『あさになったのでまどをあけますよ』では、別々の土地の朝を描くことで、色が一日の始まりを運びます。
表紙を見比べると、同じ作者の絵でも、輪郭の強さや背景の塗り方を作品に応じて変えていることが分かります。どの色が最初に目に入るかを親子で話す読み方もできます。
音楽と言葉がつながる|『たいようオルガン』の発想
作者は音楽を好み、ギターを持って人前で歌うこともあると語っています。文章が繰り返す音楽のように聞こえる絵本に関心を持っており、その考えが作品のリズムにつながります。
『たいようオルガン』のアイデアについて、太陽から聞こえる音を想像し、オルガンと象の姿をした乗り物を結びつけたと説明しています。見えない音を、絵の色や動きへ変える着想が魅力です。
読み聞かせのときは、詩のような言葉を急いで意味に置き換えず、間や繰り返しを味わってみましょう。目で追う順番と声の速さを変えるだけで、絵の動きが違って感じられます。
はっきりした答えを置かない|余白が残る物語
本人はインタビューで、大人は絵本から明快なメッセージを探す一方、子どもは気に入ったかどうかで受け取ることもあると語っています。意味を一つに定めない作り方は、意図的なものでした。
『バスにのって』で旅人が待つ時間や、『はっぴぃさん』に登場する願いごとには、いろいろな解釈が生まれます。結末の教訓を大人が決めつけないほうが、絵を楽しむ余地は大きくなります。
話が難しいと感じたら、人物の気持ちを考える前に、好きな色・もの・風景を一つずつ見つけていく方法があります。感想に正解を求めない読書が、この作家の絵本にはよく似合います。
描く行為を開く|ライブペインティングと展示
大きな画面へ絵を描いては消し、また描くライブペインティングは、完成した作品だけでなく制作の時間そのものを表現に変えます。絵本とは異なる観客との関係が生まれる場でもあります。
『うちゅうたまご』では、ライブペインティングを撮影した大量の写真から場面を選び、絵本へ組み直したと本人が説明しています。普段の方法とは違い、絵から物語をつくる実験でした。
近年も「new born」を冠した巡回展や、絵画・コラージュを用いた企画が開かれています。展示では完成された一冊とは異なる、大きな画面と画材の重なりを体験できます。
『あさになったのでまどをあけますよ』|2011年の朝を描く
2011年刊行の『あさになったのでまどをあけますよ』は、あちこちの土地で朝を迎える人々と風景を描いた絵本です。子どもが窓を開けると、山や川、空がそれぞれの場所に広がっています。
制作の背景には東日本大震災後に東北の被災地を訪ね、ワークショップを行った経験がありました。本人は、暗さを怖がる子どもたちと接したことから夜よりも朝の連なりを描こうと考えたと述べています。
画面から特定の出来事を直接探し出すことより、毎日を生きる人たちに再び朝がやってくることを感じる作品です。2012年には第59回産経児童出版文化賞大賞を受賞しました。
自然災害の出来事を説明する資料ではなく、生活の風景を一枚ずつ味わう絵本です。読み聞かせなら、住んでいる町の朝を思い浮かべながらページをめくる楽しみ方があります。
『きょうはそらにまるいつき』|同じ月を見る人々
2016年刊行の『きょうはそらにまるいつき』では、夕方の公園の赤ちゃん、帰り道の人、山や海の生き物などが同じ月を見上げます。別々の生活をする存在を、月の光がゆるやかにつないでいきます。
『あさになったのでまどをあけますよ』が複数の土地の朝に目を向けたのに対し、こちらは夜の風景。作者は制作中に二冊のつながりを感じたとインタビューで話しています。
月を見る場面が繰り返されますが、そのたびに人や場所が変わります。物語の主人公が一人に固定されていないことが、この絵本の面白さです。2017年には日本絵本賞大賞を受賞しました。
荒井良二の代表作・おすすめ作品8選
最初の一冊は読者の好みから選べます。暮らしの景色を楽しみたい人、冒険が好きな人、寝る前に静かな時間を過ごしたい人など、入口を八つに分けました。以下は出版社がISBNを公開している版に統一しています。
『あさになったのでまどをあけますよ』|風景を眺める絵本から入りたい人へ
生活に近い風景から作者の絵に触れたい人におすすめです。一つの土地を詳しく説明する本ではないため、ページごとに見える空や建物の違いをゆっくり楽しめます。大人にも贈りやすい一冊です。
気に入ったページがあれば、そこだけ見返しても大丈夫。「自分の家で朝に窓を開けたら何が見えるかな」と話すと、絵本と日常を自然につなげられます。
『きょうはそらにまるいつき』|月や夜の景色を好きな子へ
動物も人も、違う場所から同じ月を見上げます。日常の風景のなかから小さな発見を探したい子に向いています。絵の中の人たちがそれぞれ何をしているかを見つけてみましょう。
夜に読むなら、最後に本を閉じて窓の外を見てみるのも楽しい読み方です。昼間に読んで、今夜の月を思い浮かべてもよいでしょう。
『たいようオルガン』|乗り物と色彩を楽しみたい人へ
ゾウの形をしたバスが、太陽の奏でる音とともに旅をする絵本です。動きのある絵や音のイメージが好きな子に適しています。声に出したときのリズムにも注目してください。
内容を説明しようとするより、バスが通った道を指でたどると面白さが伝わります。音が聞こえるかもしれない絵として、親子で自由な想像を広げられます。
『はっぴぃさん』|願いごとのお話に惹かれる人へ
願いを聞いてくれる存在に会いに行く男の子と女の子の物語です。二人の歩き方や望みの違いが、読みながら少しずつ見えてきます。じっくりお話を聞ける年齢の子に向いています。
読み終えたあとに自分の願いごとを話すなら、実現できるかよりも、願いを言葉にしてみることを楽しんでください。作者自身が刊行時のメッセージで、願いを持つことの大切さを語っています。
『バスにのって』|待つ時間も物語として楽しみたい人へ
砂漠のバス停で旅人がバスを待つという、静かな設定から始まります。何も起こらないように感じる時間にも、音や気配や出来事があります。場面の変化を自分で探す人におすすめです。
偕成社の対象年齢の目安は5歳から。すぐ結論を知りたがる子には不思議に映るかもしれませんが、思いついたことを話しながら読むと楽しめます。
『スースーとネルネル』|眠る前に想像をふくらませたい子へ
なかなか眠らない二人が、自分たちでお話をつくって遊ぶベッドタイム・ファンタジーです。起きていたい気持ちが膨らみ、空想が続いていく様子を、親子で眺められます。
眠れない子を急いで寝かせるための本と決めなくてもよいでしょう。続きを想像してから眠る、という親子の時間にも向いています。
『はじまり はじまり』|ページをめくる楽しさを知りたい人へ
幕が上がるたびに、別の世界が現れます。舞台を見ているような場面の切り替わりが楽しく、同じ人物がずっと出てこなくても絵本は面白いと感じられます。
次の幕の向こうに何が出るかを想像してから、ページをめくってみましょう。順番を覚えている子なら、その予想が外れることも楽しい遊びになります。
『はっぴーなっつ』|四季の移り変わりを感じたい人へ
春から始まり、夏・秋・冬へと進む季節の絵本です。コマ割りの画面に変わっていく自然と音の気配が現れます。物語の筋を追うより、一年の色の変化を楽しみたい人に合います。
散歩で見つけた花や葉、季節の服装などを思い出してみると、絵本の世界と今の暮らしが重なります。2022年刊行なので、初期の絵本と比べて読むのにも適した一冊です。
荒井良二の絵本は何歳から?おすすめの読む順番
好みを選ぶと、この記事に登録された作品から「1冊目 → 2冊目 → 3冊目」の読む順番を提案します。
出版社が示す年齢は目安です。『たいようオルガン』『スースーとネルネル』などは3歳から、『バスにのって』『はっぴぃさん』は5歳からと案内されています。年齢が同じでも好きな絵や集中できる時間は違います。
風景から読む王道ルート|朝→月→太陽
『あさになったのでまどをあけますよ』→『きょうはそらにまるいつき』→『たいようオルガン』。風景の朝と夜を見比べてから、太陽を音に変えた想像の旅へ進む順番です。
冒険と想像を楽しむルート|バス→幕→願い
『バスにのって』→『はじまり はじまり』→『はっぴぃさん』。待つこと、場面が変わること、願いながら歩くことを続けて楽しみます。物語に決まった形はないと感じられる組み合わせです。
寝る前と四季のルート|スースー→季節→月
『スースーとネルネル』→『はっぴーなっつ』→『きょうはそらにまるいつき』。眠る前の空想、季節の変化、夜空の光へと気分を移す順番です。読み終えるまで急ぐ必要はありません。
荒井良二の受賞歴|ALMA・産経児童出版文化賞・日本絵本賞
1997年『うそつきのつき』で小学館児童出版文化賞、1999年『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞し、国内外で表現が評価されました。
2005年のアストリッド・リンドグレーン記念文学賞は、世界の児童文学・絵本分野で知られる大きな賞です。日本人初の受賞という出来事は、荒井の名前を幅広く伝える契機となりました。
2009年には『たいようオルガン』でJBBY賞、2012年には『あさになったのでまどをあけますよ』で産経児童出版文化賞大賞、2017年には『きょうはそらにまるいつき』で日本絵本賞大賞を受賞しました。
荒井良二の創作習慣|絵本の種を集める方法
本人は、移動中や散歩中に気になった題材を探し、すぐメモせずに頭の中へ置いておくことがあると語っています。時間がたっても同じ題材が気になるなら、それを絵本に使ってみるという方法です。
『たいようオルガン』の太陽と音も、そのような二つの関心を組み合わせた例です。まず筋書きを完成させてから絵をつける方法だけでなく、発想の出どころを柔軟に変えています。
一方、『うちゅうたまご』ではライブペインティングの写真を選んだ後で文章を組み立てました。普段の方法を守り続けることより、新しい作り方を試すことが活動の特徴といえます。
絵本が子ども向けかどうかを早く決めつけることにも慎重です。大人自身が気になる絵本を選んでよいという考えは、親子で読む本の選び方を広げてくれます。
絵本以外の活動|舞台・音楽・ライブペインティング
荒井は絵本のほかにイラストレーション、絵画、立体造形、舞台美術、アニメーションなどにも取り組んできました。文化庁メディア芸術祭ではアニメーション作品『スキマの国のポルタ』が評価されています。
会場で大きな画面へ絵を描くライブペインティングでは、絵本の見開きとは違う身体の動きや偶然が加わります。絵の具を重ねる過程やその場の反応も作品の一部になります。
2020年代にも「new born」シリーズの展覧会や絵本『はっぴーなっつ』など新しい活動が紹介されています。子どもの本を出発点にしつつ、表現の場所を限定していない点が魅力です。
2026年現在の荒井良二|復刊・新しい絵本の予定
2026年10月現在、出版社の案内では『ルフランルフラン』『ルフランルフラン 本のあいだのくにへ』の新版が11月16日に発売予定とされています。発売予定は発売済みと区別して確認することが大切です。
『ルフランルフラン』は、引っ越し好きの女の子ルフランが不思議な国へ進む冒険の絵本として紹介されています。既刊作品に手を加えた新版なので、初版が出た年と現行版の発売年は分けて読みましょう。
すでに読める作品にも、1990年代から2020年代まで幅広い選択肢があります。新刊の予定を追うだけでなく、初期の『バスにのって』と近年の『はっぴーなっつ』を並べて眺めると、表現の継続と変化が見えてきます。
『たいようオルガン』を調べると、2007年と2008年の二つの年が見つかります。2007年にはアートン版が発行され、この記事で紹介する偕成社版は2008年9月刊行です。同じ作品でも出版社や版が違えば、刊行年月やISBNが異なるので、初版と手元で買える版は分けて確かめましょう。
1991年の『ユックリとジョジョニ』と1990年の『MELODY』についても、商業出版としての初の絵本と、先に発表された絵本制作の記録を区別しています。国立国会図書館は1991年刊を商業絵本のデビューと位置づけています。
絵本を手に取る際には、出版社の公式ページにあるISBN・ページ数・対象年齢の目安を一度確かめてみてください。古い絵本でも現在流通している版があり、作品名だけを検索するより確実に自分に合う一冊を選べます。図書館で借りる場合は、所蔵本の刊行年を比べる楽しみもあります。
荒井良二についてよくある質問
荒井良二はどこで生まれた?
1956年、山形県生まれです。幼少期から絵を描くのが好きだったと本人がインタビューで語っています。
荒井良二の最終学歴は?
日本大学芸術学部卒業です。19歳のころに東京の書店で海外の絵本に出会った経験を語っています。
荒井良二のデビュー作は?
1990年に『MELODY』を発表し、1991年に商業出版としての初の絵本『ユックリとジョジョニ』を刊行しました。
荒井良二が受賞した世界的な賞は?
2005年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞(ALMA)を日本人として初めて受賞しました。
最初に読むおすすめ絵本は?
生活の風景から入るなら『あさになったのでまどをあけますよ』、色と音を楽しみたいなら『たいようオルガン』がおすすめです。
何歳から読み聞かせできる?
偕成社は『スースーとネルネル』『たいようオルガン』などを3歳から、『バスにのって』『はっぴぃさん』を5歳からの目安で案内しています。
『あさになったのでまどをあけますよ』と震災の関係は?
2011年の東日本大震災後、作者が東北の被災地で活動した経験を背景に制作され、2012年の産経児童出版文化賞大賞を受賞しました。
荒井良二の絵本は大人にもおすすめ?
大人にもおすすめです。風景や色、時間の移り変わりを中心にした絵本は、物語の結末を追うほかにも多様な読み方ができます。
まとめ|色と音を感じる絵本を一冊から
荒井良二は、山形県で育ち日本大学芸術学部で学んだ後、イラストレーターを経て絵本の世界を広げた作家です。2005年のALMA受賞後も、絵本・絵画・ライブペインティングなど多彩な表現を続けています。
初めてなら『あさになったのでまどをあけますよ』、色と旅の楽しさなら『たいようオルガン』、夜の優しい風景なら『きょうはそらにまるいつき』から。好きな一枚を見つけるところから始めてみてください。











