せなけいこは、白いおばけが表紙に描かれた『ねないこ だれだ』で広く知られる絵本作家です。『いやだいやだ』『めがねうさぎ』『おばけのてんぷら』など、子どもが怖がったり笑ったりする気持ちを、貼り絵と短い言葉で形にした作品を残しました。
子どものための本を作り始めたきっかけには、自身の子育てがあります。おばけの姿にも、子どもが好きなものを一緒に楽しみたいという作者の思いが込められています。
この記事では経歴・学歴、童画家・武井武雄への師事、1969年のデビューと受賞、貼り絵の特徴、代表作、年齢や気分に合わせたおすすめ作品と読む順番を紹介します。
- お茶の水女子大学附属高校を卒業し、武井武雄に師事。銀行員などの仕事と絵の修業を両立させた
- 子育ての経験から1969年に「いやだいやだの絵本」4冊でデビューし、翌年に児童出版文化賞を受賞した
- 『ねないこ だれだ』のおばけ、ルルちゃん、めがねうさぎなどを、印象的な貼り絵で描いた
武井武雄の教えと子育てから生まれた、貼り絵の世界
せなけいこの経歴・学歴|東京の少女時代から絵本作家へ
東京生まれ|子どものころから絵を仕事にしたかった
せなけいこは1931年、東京に生まれました。子どものころから絵が好きで、童画家・武井武雄の『おもちゃ箱』に出会ったことが、絵本を作りたいという願いにつながりました。
本人インタビューによると、17歳のころには絵本作家を志していました。美術大学への進学を希望したものの母に反対され、自分で仕事をしながら絵を学ぶ道を選んだと振り返っています。
最終学歴はお茶の水女子大学附属高等学校卒業です。お茶の水女子大学を卒業したという意味ではなく、大学進学よりも絵の修業を優先した歩みでした。
武井武雄に弟子入り|「自分だけの絵」を見つけるまで
せなは憧れていた武井武雄のもとへ通い、構図やデッサンなどについて厳しい指導を受けました。武井から教えられたのは、作者の名前が書かれていなくても分かるほど、自分の絵を作ることの大切さです。
しかし師匠の表現に近づきすぎることにも悩みました。福音館書店の編集者・松居直から、師匠にも描けない自分の絵があると励まされたことを、せなはインタビューで回想しています。
銀行員やコピーライターとして働きながら学び続けたため、絵本作家として世に出るまでには時間がかかりました。長い修業の先で見つけた「貼り絵」は、のちの絵本をひと目で見分けられる表現になりました。
子育てから生まれた『にんじん』|37歳で絵本デビュー
せなは長男のために、自分で絵本を作りました。ディック・ブルーナの「うさこちゃん」を喜んだ息子が別の本も欲しがったことから、『にんじん』の原型を描いたと語っています。
出版社の編集者にその絵本の話をしたところ、刊行につながりました。1969年、『にんじん』『いやだいやだ』『ねないこ だれだ』『もじゃもじゃ』の4冊で絵本作家デビューします。
この4冊は「いやだいやだの絵本」シリーズとして刊行され、翌1970年にサンケイ児童出版文化賞を受賞しました。親が子どものために作った小さな一冊から、長く親しまれるシリーズへ広がったのです。
家族と作品の関係|ルルちゃんのモデルは長女
『いやだいやだ』に登場するルルちゃんには、実際の子育てから得た表情や行動が映されています。絵本のモデルになった長女は、後に絵本作家として活動するくろだかおるです。
夫は落語家の六代目柳亭燕路。落語や昔話を題材とした絵本を作るうえで、家族の周辺に語りの文化があったことは興味深い背景です。
とはいえ、一冊の物語を家族の出来事と一対一で対応させることはできません。実際の子どもの姿を出発点に、読む人が自分の経験を重ねられるお話へ作り直したところに、せなの工夫があります。
せなけいこの主な作品と作風・特徴
せなけいこの主要作品を比べる
気になる作品を、刊行時期・ジャンル・作品の位置づけから見比べられます。
切った紙の形、くっきりした色、語りかけるような短い文。せなの絵本は、数ページの中に驚きと笑いが入っているところが魅力です。繰り返し読んでも印象が変わる仕掛けが隠れています。
貼り絵の技法|紙の質感が生むあたたかさ
いろいろな紙を切り抜いたり、ちぎったりして重ねる貼り絵。背景の色、白いおばけの形、動物の輪郭がはっきり見えるため、小さい子でも場面をつかみやすくなっています。
本人は絵本制作の際、背景との色のバランスを考え、気に入らなければやり直すと語っています。紙の切れ端も捨てずに取っておくという創作習慣が、制作の細やかさを物語ります。
表紙だけを見比べても、黒い夜に浮かぶ白いおばけと、明るい紙面に描かれた動物とで、色の使い方が変わります。画材の違いを感じられるのは、画面を近くで見られる紙の絵本ならではの楽しみです。
おばけは怖い?楽しい?|子どもの好奇心を主役に
『ねないこ だれだ』では夜に現れるおばけが印象的ですが、別の絵本ではおばけがうさぎのうさこにいたずらしようとして、思いがけないことが起こります。
作者は、息子がテレビの『ゲゲゲの鬼太郎』に夢中だったことからおばけの絵本を描くようになったと話しています。民俗学を学び、昔話の材料を集めながら、独自の物語へ組み直しました。
『ねないこ だれだ』は、子どもを怖がらせて眠らせるために描いたものではありません。作者自身がその点をインタビューで説明しています。寝る前に読むかどうかは、子どもの感じ方に合わせましょう。
子どもの「いや」をそのまま描く|大人も笑える距離感
『いやだいやだ』のルルちゃんは何を言われても拒否します。『ふうせんねこ』の子ねこは、思いどおりにならず膨れてしまいます。大人には手がかかるふるまいも、絵本では一つの出来事として描かれます。
せなは説教の文章を積み重ねません。むしろ、感情を極端な姿へ変えて見せ、読んでいる大人も子どもも「こんなこと、あるね」と気づける余地を残します。
声に出して楽しめる言葉|短い文章と意外な結末
「いやだいやだ」「あーんあん」など、タイトルに音や繰り返しが使われています。長い説明がなくても、読み聞かせる声の強さや間によって場面の表情が変わります。
最後のページが必ずしも安心できる終わり方とは限らないのも特徴です。『きれいなはこ』のような少し怖い結末では、読み終えたあとに子どもが続きを想像することもできます。
読む人が一度ですべてを理解させようとする必要はありません。ページをめくる速度を子どもに合わせ、怖さや面白さを一緒に受け止めることが、この作家の作品を楽しむ一つの方法です。
『ねないこ だれだ』と「いやだいやだの絵本」|1969年の4冊
『ねないこ だれだ』|黒い夜からおばけが現れる
夜になっても起きている子は誰だろう。ふくろう、どらねこ、どろぼうに続き、おばけの時間がやってきます。黒い背景と白いおばけが、少ない色数でも強い印象を作ります。
子どもがおばけになる意外な展開があるため、笑う子もいれば怖がる子もいます。親が読むときは反応を確かめ、同じ場面を何度も見たがるなら、無理に先へ進まなくてもよいでしょう。
『にんじん』『もじゃもじゃ』『いやだいやだ』|身近な生活から
『にんじん』では動物たちと食べ物、『もじゃもじゃ』では髪や毛糸、『いやだいやだ』では幼児の拒否の気持ちが題材です。暮らしの中で目にするものが、そのまま遊びへつながります。
この三冊は題材が異なります。食べ物に関心がある子、手や目で違いを探したい子、自分の気持ちを言葉にし始めた子など、いま楽しいことに合わせて選べます。
「あーんあんの絵本」と『めがねうさぎ』|表現の広がり
1972年の4冊|保育園・おこりんぼう・なくしもの
「あーんあんの絵本」は『あーんあん』『ふうせんねこ』『ルルちゃんのくつした』『きれいなはこ』の4冊です。保育園での別れ、膨れる気持ち、くつした探し、取り合いなどが描かれます。
4冊を通して読むと、日常の小さな事件が、子どもにとってどれほど大きな出来事かが伝わります。落とし物や友だちとのけんかも、物語の中心になるのです。
うさことおばけ|『めがねうさぎ』『おばけのてんぷら』
1975年刊行の『めがねうさぎ』では、うさこの眼鏡探しと、おばけのいたずらが絡み合います。翌1976年の『おばけのてんぷら』では、うさこの料理におばけがひそかに近づきます。
うさこは自分のやりたいことに夢中になり、おばけは思うように相手を驚かせられません。「怖いはずのおばけ」が、どこか困ったかわいい存在になるところが読みどころです。
福音館書店の赤ちゃん向け小さな絵本から、ポプラ社の32ページの絵本へ進むと、場面展開や会話をよりじっくり楽しめます。出版社の年齢表示も目安にしながら、子どもの好みを優先して選びましょう。
せなけいこの絵本の版を選ぶ|通常版・ボードブック・記念セット
絵本を贈るときや買い足すときは、同じ作品名でも版によって大きさや紙の厚さが違うことに注意しましょう。読み聞かせで絵をじっくり見せたいのか、子どもが自分でめくりたいのかによって、選びやすい本の形が変わります。
『ねないこ だれだ』には、通常版に加え、2024年に登場した厚紙のボードブック版があります。福音館書店は内容をそのままに、手のひらほどの大きさで持ち運びやすい版として紹介しています。小さな子が自分でページを開きたいときの選択肢です。
通常版の魅力は、夜の黒とおばけの白、紙の輪郭が広い画面で目に入りやすいことです。大人の膝に座ってゆっくり見ると、ページごとの色の変化がより印象的になります。同じお話でも本の判型が変われば、目の動きやめくり方も変わります。
『めがねうさぎ』と『おばけのてんぷら』には、2005年に刊行された小型絵本二冊のセットもあります。ポプラ社の書誌では、二つのお話を小さな絵本としてまとめた商品として案内されています。旅行や帰省に持っていきたい人は、通常版とサイズを比べて選ぶとよいでしょう。
さらに2026年3月には、二作品の刊行50周年を記念した特別セットが発売されました。絵本二冊に、『おばけのてんぷら』にちなんだ天ぷらころもつきのおばけのぬいぐるみが付属します。記念セットは絵本単体とは別の商品なので、買う前に内容とISBNを確認しましょう。
贈り物として選ぶなら、見た目の豪華さだけでなく、受け取る子がどのキャラクターを気に入っているかも大事です。寝る前のおばけが好きな子と、料理をするうさこが好きな子では、喜ぶ本が異なります。気に入ったページを何度も見せてもらうのも、絵本選びの大きな手がかりです。
図書館で通常版を読んでから、家で繰り返し楽しむために別の版を選ぶ方法もあります。絵本に合う年齢の数字だけで決めず、どんな場面で読みたいかを出発点にすると、長く楽しめる一冊に出会いやすくなります。
せなけいこの代表作・おすすめ作品8選
入門には1969年の小さな絵本、長めのお話を楽しむならうさことおばけのシリーズがおすすめです。以下の各絵本は、書誌を確認できた現行の紙の版で紹介します。
『ねないこ だれだ』|おばけの絵が気になる子へ
作者の世界を象徴する一冊を読みたい人に向いています。白いおばけと夜の黒の対比が強いため、文字が読めない小さな子でも印象に残る絵です。ページをめくるときの間や声の調子を変えると、夜が近づく感じを楽しめます。
怖がる子には昼間の明るい時間に読み、同じおばけが出てくる楽しい絵本と合わせる方法もあります。何度も読んで慣れることを急がず、怖さも一つの感想として聞いてみましょう。
『いやだいやだ』|気持ちを言葉にし始めた子へ
「いや」と言う気持ちを描いた絵本を探している人向けです。ルルちゃんが拒否すると、身の回りのものまで次々と「いやだ」と言い始めます。言葉の繰り返しに気づく年齢なら、自然と読み聞かせに参加できます。
育児で困っている時に教訓を伝える道具として使うよりも、一緒に笑う読み方が合います。読後には「ルルちゃんはどう思ったかな」と話しても、答えを求めず終わってもよいでしょう。
『にんじん』|食べ物と動物に興味がある子へ
人間や動物が食べるものに関心を持ち始めた子へ。動物の姿と食べ物の絵を見ながら、指さしやまねっこで楽しめます。長い筋を追うよりも、ものを見て声に出すことに喜びがある時期に向いています。
食べ物の好き嫌いを直す目的だけでなく、絵本に登場する動物を見つけたり、現実のにんじんと絵を比べたりする遊びへ広げられます。短い言葉を親子で共有したい一冊です。
『あーんあん』|保育園・幼稚園の気持ちに寄り添いたい時に
保育園で母親と別れる時に泣き出す子どもたちの様子を描く一冊。新しい場所に通い始めた子や、お迎えまでの時間が心配な子と読むきっかけになります。
登園前の緊張する時間を避け、落ち着いた時に読むのも方法です。泣く場面を急いで止めるのではなく、絵の中の子たちに「みんなも泣いているね」と言葉を添えて楽しんでください。
『ふうせんねこ』|むっとした気分も笑いに変えたい時に
思いどおりにならないとふくれてしまう子ねこの姿が、繰り返し出てきます。ぷうっとふくれる表情を大げさに読めば、日々のちょっとした気分が楽しいお話になります。
『いやだいやだ』と並べると、別々の動物や子がどのように怒りを表しているかを比べられます。自分の気持ちを十分に説明できない年齢でも、絵の表情を見て反応できるのが強みです。
『きれいなはこ』|少し不思議で怖い話を好む子へ
落ちていた箱をめぐって、ねこと犬が争う物語です。けんかの場面から不思議な展開へ変わり、思いもよらない結末へ進みます。『ねないこ だれだ』を気に入った子が、次の少し怖い話として選ぶのに向いています。
友だちと物を取り合った経験がある子なら、箱を見つけた二人の気持ちを想像することもできます。結末を大人の解説で埋めすぎず、読んだ子の考えを聞いてみる楽しさがあります。
『めがねうさぎ』|うさことおばけの掛け合いを楽しみたい人へ
眼鏡をなくしたうさこが山へ探しに行くと、おばけが待ち受けています。うさこのマイペースな行動とおばけの思惑のずれが楽しく、会話を楽しめる年齢の子と読むのに適しています。
初期の24ページ絵本よりもお話の展開を追いたい時に選べます。おばけが出るのにおそろしい話になりきらないところから、せなのユーモアの広がりを感じられます。
『おばけのてんぷら』|料理の場面から笑いたい子へ
うさこが天ぷらを揚げていると、においにつられておばけがやってきます。料理の道具やにおいを想像しながら読むと、台所の様子まで楽しく感じられます。
『めがねうさぎ』のあとに読むと、同じ登場人物でも違うできごとに巻き込まれる面白さを味わえます。料理が好きな子や、いたずらがうまくいかないユーモアを楽しめる子の次の一冊におすすめです。
せなけいこの絵本は何歳から?おすすめの読む順番
好みを選ぶと、この記事に登録された作品から「1冊目 → 2冊目 → 3冊目」の読む順番を提案します。
年齢表示はあくまで出版社による目安です。短い絵本を何度も読みたい子も、早いうちから長いお話を聞きたがる子もいます。「必ずこの年齢から」と決めず、怖がり方や集中できる時間を見て選びましょう。
最初の絵本ルート|『にんじん』→『あーんあん』→『いやだいやだ』
食べ物や動物を見て楽しむ一冊から始め、保育園の体験へ進み、最後に言葉をくり返す面白さを楽しみます。ふだんの暮らしと関連する話題が多いため、初めてせな作品を読む時に入りやすい順番です。
おばけを楽しむルート|『ねないこ だれだ』→『きれいなはこ』→『めがねうさぎ』
印象の強いおばけに出会い、少し不思議な物語へ進み、最後は笑えるうさことおばけの掛け合いを楽しみます。怖さが苦手な子なら逆に『めがねうさぎ』から始めてみてもよいでしょう。
うさこの世界を読むルート|『めがねうさぎ』→『おばけのてんぷら』
長めのお話を楽しめるようになったら、うさことおばけが出てくる二冊を続けて読むのもおすすめです。登場人物のふるまいを覚えてから次のお話に進むと、同じ組み合わせが生む新しい笑いを感じられます。
せなけいこの受賞歴と代表的な評価
デビュー翌年の1970年、「いやだいやだの絵本」4冊でサンケイ児童出版文化賞を受賞しました。自分の子どもに向けて作った作品が、児童文化の分野でも評価された節目です。
その後も『ねないこ だれだ』は世代を超えるロングセラーとなり、貼り絵の原画を紹介する展覧会が開催されました。刊行から半世紀を経ても、作品を読み直す機会が続いています。
せなけいこの創作方法|インタビューで語った絵本づくり
本人インタビューでせなは、絵本づくりで大切にしていたのは独創性だと語っています。子どもが喜ぶものを観察し、身近な材料をそのまま出すのではなく、独自のお話に組み立てることを重視しました。
おばけの絵本を描くために民俗学を学び、昔話や伝承を調べたことも話しています。仕入れた知識を煮込んでスープにし、その上澄みを絵本に使うという例えは、調査から短い物語へ至る制作過程をよく伝えています。
貼り絵を作る時は背景との色の関係を見て、気に入らなければ貼り直す。子どもに向けた作品だからこそ、短い絵本の見えない部分に時間と手間をかけていたことが分かります。
2019年には新しいボードブック『おばけのばあ』についても語りました。年齢を重ねて手が動きにくくなった後も、少しずつ紙を切って作品を作り続けたことは、長年の制作姿勢を示す出来事です。
せなけいこの晩年と2026年の復刊・原画展
せなけいこは2024年10月23日、92歳で亡くなりました。童心社の追悼発表では、絵本だけでなく紙芝居や民話・落語に取材したおばけの作品も数多く紹介されています。
亡くなった後も、刊行作品の読み継ぎや原画の紹介は続いています。2026年には「おおきくなりたい絵本」4冊がKADOKAWAから復刊され、『ルルねこちゃん』『おおきくなりたい』などを新しい形で読む機会が生まれました。
2026年9月から11月には刈谷市美術館で「せなけいこ展 その全仕事」を開催。絵本原画のほか、デビュー以前の挿絵や紙芝居なども紹介されています。
原画を見ると、印刷された絵本からは気づきにくい紙の重なりや輪郭の工夫を感じられます。子どもと読む本であり、大人が作り方に驚く本でもあるという、せな作品の二つの魅力がここにあります。
せなけいこについてよくある質問
せなけいこの本名は?
本名は黒田恵子(くろだ・けいこ)です。絵本では「せなけいこ」の名前で親しまれています。
せなけいこの最終学歴は?
お茶の水女子大学附属高等学校卒業です。美術大学ではなく、童画家・武井武雄に師事して絵を学びました。
せなけいこは何年にデビューした?
1969年、福音館書店の「いやだいやだの絵本」4冊シリーズで絵本作家デビューしました。
せなけいこの代表作は?
『ねないこ だれだ』『いやだいやだ』『にんじん』『めがねうさぎ』『おばけのてんぷら』などがあります。
『ねないこ だれだ』は怖い絵本?
夜とおばけが登場し、少し怖く感じる子もいます。作者は子どもをしつけるために描いた作品ではないとインタビューで語っています。
何歳から読み聞かせできる?
福音館書店は初期の小さな絵本を主に1歳頃から、ポプラ社は『めがねうさぎ』や『おばけのてんぷら』を主に3〜5歳向けとして案内しています。個人差を踏まえて選びましょう。
せなけいこが使った絵の技法は?
さまざまな色や質感の紙を切ったりちぎったりして構成する「貼り絵」が代表的です。
せなけいこはいつ亡くなった?
2024年10月23日に92歳で亡くなりました。出版社の童心社が同年10月28日に発表しています。
まとめ|せなけいこの絵本は「好き」から読もう
せなけいこの歩みは、美術大学とは別の道から絵を学び、家族と子育ての経験をもとに独自の貼り絵を育てた歴史でした。短い言葉で、子どもの気持ちやおばけの面白さを届け続けた作家です。
最初の一冊なら『にんじん』か『いやだいやだ』、おばけが好きなら『ねないこ だれだ』、少し長いお話を楽しみたいなら『めがねうさぎ』や『おばけのてんぷら』へ。子どもが何度も選ぶ作品から、読み進めてみてください。











